前向きな言葉だけが　応援ではない

頑張れ　負けるな　ぐっと堪えて　ポジテイブに考えてみて・・・これまでたくさんの言葉を書いてきました。でも世の中、前向きな言葉だけでは　応援（エール）の言葉にならない場面はあるし、心に響かない人もたくさんいます。

昔、息子から部活動をやめたいと相談を受けたことがあります。顧問の先生とうまくいかなくなり、どうしても我慢ができなくなり私たち親に相談をしてきたのでした。その頃の私は聞くことは聞きましたが「もう少し頑張ってみたら・・・」の方向で話を持っていきました。逆に妻は「やめてもいいんじゃない・・・」という方向でした。結果的に彼はその部活をやめて放送部に入り、自主製作の番組で全国大会に行きました。その経験を活かしたいと大学を選び就職をし、今は映像関係の仕事をしています。もし私の「もう少し頑張ってみたら・・・」の方向で部活動を続けていたら今の彼はなかったです。

生きていくうえで、自分の思い通りになることばかりではなく、叶わないことも多いのが人生とも言えます。逃げること、変えることがチャンスになることもあるということは、本当のことですね。